「それで、あの……私は、食事を作りにきたんですけど!!」
伊都がたまりかねて抗議する。
「葵、みんなもお腹空くぞ」
理貴が顔を見せた。
コスプレした格好を見られて、笑われたと思った伊都が顔を赤くした。
「ダメ!!男子は向こう行ってて」
葵は夢中になると、食事なんかどうでもよくなる。
「わかった。こうしよう。制服の着こなししたのを録画したら、そのままでいいから、食事の用意してくれるかな?」
理貴が提案する。
「はい」
「じゃ、決まりね!!」
葵が伊都の制服を整える。
「ケンサク!!どこ行ったの!ビデオ」
「じゃあ、まずこっちから」
ユウが、動きを説明する。