理貴が通っている鷹揚高校の生徒会に入って、規則の付帯事項として学校側に認めさせた。
既に、何年も前に履修したことを、また一からやり直すのは時間の無駄だし、会社が軌道にのり始めると、理貴の許可を取るために授業中もひっきりなしに、問合せが来ようになった。
それが授業に支障をきたすのと、反対していた教師のプリントやテスト問題、授業のミスを指摘したり、教師が根をあげるまで説得を続けた。
標的になった教師は、理貴が学校に来なくなるなら、何でも協力すると言い出した。
それでも、学校側が中々重い腰を上げないので、スクールカンパニーのメンバーで、
生徒会執行部になり、規則の改正を行い、付帯事項として認めさせた。
その際、認めないとメンバー全員の寄付金の打ち切りを申し渡したから、学校側は、たまらず理貴達の要求を認めた。
ここにいるメンバーの全員が、学校に寄付金をストップすると、教職員の給料も出せなくなる。
だから、たいていのことは通ってしまう。