昼休み。

いつも、女子二人のところに入るのは嫌だといって、別々にお昼を食べてる透が、今日は、三人で食べるといって割り込んできた。

散々ため息をついていた透が、しばらく、考えた末にようやく口にした。

「やっぱ、俺、伊都についていくわ」
と透がいう。


「駄目だよ。そんなの」
ただでさえ、顔のせいで年より幼く見えるのに。と伊都は、すぐに断った。


「変な会社だったらどうする」
透は、伊都の腕をつかんで、真剣な顔して言う。


「変なって?」