「おばあちゃん、私、運命の人見つけたよ。見て。ウェディングドレス。綺麗でしょう?」




私は、おばあちゃんの仏壇の前でそっと呟く。




「おばあちゃん、見たがってたよね。無理言って借りてきちゃった。本当にステキな人だよ。」





仏壇にある、おばあちゃんの写真はなんだか微笑んでいるようで。



胸が苦しくなった。




「おばあちゃんが生きてたらな。」