駅前に春奈はうずくまっていた。泣いてるよな…。こんな俺でゴメンな…。
よしっ!!

「はるな?はるなぁ~?」

「ゆうちゃんゴメンね。はるなと付き合ってくれてたのに泣いちゃって…。」

なんで謝るんだ…。俺が悪いってのに…。

「謝るな。俺の方こそ悪かったな!!好きになれなくてゴメン。」

「ううん。だって無理矢理付き合ってもらったんだし…。短い間だけど付き合ってくれてありがとう♪本当にゆうちゃんのコト大好きだったよ。」

「こんな俺を好きになってくれてありがとな♪お前にはもっといい男がいる!!だから頑張れ☆」

「うん♪ゆうちゃんよりいい男見付けるんだから!!」

涙目で笑顔を見せた春奈。胸が痛くなった…。

「今までありがとう。春奈幸せになれよ?」

「絶対なってやるから!!じゃあね。バイバイ」

「おう。じゃあな。」

手を振って別々の道に行った。
春奈本当にありがとな♪俺にも好きな人が出来るかもしれないよ。
そんな事を考えていたら知らないうちにさっきの雑貨屋に向かっていた。

「いるわけねぇ~よなぁ。はぁ~。俺何やってるんだろ…。」

独り言を言いながら歩いてその時。目の前にいるのは泣きながら止まっている彼女だった。思わず声をかけてしまった。

「大丈夫?良かったらこれ使って。」

「あっ…ありがとうございます。」

可愛い///まじドキドキする…。

「いえ。さっきはぶつかってゴメンな。」

「全然大丈夫です。それより急いでたんじゃないんですか?」

「終わったから大丈夫。それもらっていいからじゃあな。気を付けて帰れよ。」

あまりにも照れてしまったので名前を聞くのを忘れて帰ってしまった…。なんで名前聞いてないんだよぉ↓↓また会えるかなぁ↑↑歳いくつだ?
あのドキドキはなんだったんだ?明日智也に聞いてみるか。