可愛い小物を見ながらウロウロしていた。
その時。

ド~ン

「痛っ!!」

人がぶつかってきたのだった。

「ゴメンなさい。大丈夫ですか?」

「大丈夫です。前見てなかった私が悪いんで。」

顔を上げた時だった。
ヤバい。カッコいい///何このドキドキ…

「俺がぶつかったんで。今急いでるので行きますね。まぢゴメンね。」

「あっはい。」

そう言って彼は去っていった。

あっ!!名前聞いてないじゃん。また会いたいなぁ~。会えるかなぁ↑↑
って私何考えてるんだろう…。もしかして一目惚れ?

「あいなぁ~お待たせ。」

かずちゃんが戻ってきた。

「うん。なんか疲れちゃった…」

「帰る?」

「そうする。」

かずちゃんに言わなきゃ。今の気持ち…

「かずちゃん、聞いて!!」

「聞かない。俺は絶対別れないから。好きじゃなくてもいいって言ってるだろ。俺はあいなが好きなんだよ…」

「かずちゃん、あなたにはもっといい子がいるって。だから別れて。どう頑張っても好きになれないの。分かって!!」

「分からない!!俺は絶対別れない!!」

走って和也は去って行った。

「なんで分かってくれないのよ…。グスッ…。」

「大丈夫?良かったら使って。」

そういってハンカチを渡してきた。さっきのぶつかった男だった。またドキドキ///
何このドキドキ…。

「あっ…ありがとうございます。」

「いえ。さっきはぶつかってゴメンな。」

「全然いいですよ。それより急いでたんじゃないんですか?」

「終わったから大丈夫だよ。それもらっていいからじゃあな。気を付けて帰れよ♪」

手をヒラヒラさせながらまた去って行った。
名前また聞くの忘れちゃったよぉ~。ハンカチあげるって言ってたけど返さなきゃ~。
それよりかずちゃんだよ…。あの名前も知らない人好きになっちゃったよ…。