「いえ、自分こそぼーっとしてましたし。
転ばれなくて、良かったです。」





そう言ってニッコリと朝から眩しいくらいの笑顔を向けたのは、目のクリッとした可愛い系のイケメン。



わっ、若そうだけど…誰のパパさんだろ。



ママさん、よくこんなイケメンパパに送り迎えさせてるわねー。



って!




「ごめんなさいっ、本当に急いでて。。」



「あ、はい。いってらしゃい。」




思わずキュンとしてしまうような笑顔で手を振って見送られて、恥ずかしくなった。



いかん、いかん、絶対ダメ。
あんなイケメンパパは、送り迎えさせちゃダメだよ。



私みたいにキュンとしてしまうママが続出しちゃいますからー。。



そんな事を頭の中で叫びながら、仕事場へと走った。