そんなネガティブな思考をしていたら前に夏希が歩いているのが見えた。

「麻衣、そんなとこでどうしたの?図書室で待ってるんじゃなかったの?」


「夏希ーー!」


夏希を見たら涙がドッと出てきた
私はさっきあった事を全部話した


「ふぅーん…それさ結構脈あんじゃない?」


「どうして?」


「だって、教えたつもりないのに
あんたの名字知ってたんでしょ?」 


「でも、裕太君は可憐さんと付き合ってるんだよ?名字だってどっかで聞いてたまたま覚えてただけだろうし…」


「あーもー!またネガティブ思考になるんだから」


だって、どう考えたって
わかんないよ


「とにかくさ、あんたがまだ諦めないって
言うなら協力するよ
諦められないならね!」


夏希…やっぱり最高の友達だな


「ありがとー大好きだよ〜」

「はいはい」