結局無言のまま時は過ぎ、
時計の短針は7を回っていた。

すごく長く感じた。

朝見た父や鳥はとても遠い存在になっていた。

悲しみがこみ上げてくる。

もしかしたらもう俺は死んでいるのかもしれない。

昇降口には何の細工もされていない。

魔法?

バカバカしい。

それともこれは夢か?

夢ならは早く冷めたらどうだ。

つまらな過ぎる。

ねよう。

そうだ。

ねよう。

夢の中でねるとなんとなく
夢が覚める気がする。