「おはよう。
さっそくだが、第二回ゲームの説明を行う。
今回はポイントをつけるため、
存分に楽んでくれたまえ。」

知らず知らずに固唾を飲む。

「今回のゲームは、単純だ。
校内の至るところに諸君らの好きな金を隠した。」

!?

「金を探し、自分の机に入れておいてくれれば良い。」

「その金のぶんだけポイントを加算しよう。」

今回は安全なのかもしれない。

とは思えないが、そこまでの危険性はなさそうだ。

とはいっても、金を探さなければいけないし

出来るだけ人との接触はやめるべきだろう。

いや、。

大事なことを忘れていた。

俺には親友(口だけの)がいた。

何となく余裕が出そうなゲームだったため、

誰かと話したかったのかもしれない。

人を利用する。

それが人なのかもしれない。

ひとりで探すより効率は下がるが

いつか利用できるかもしれない。。。。。

そんなことは考えていたのだろうか。

ひとまず保健室の鍵を持ち、ベットから立ち上がる。

静かにドアが開いてからしまった。