一番殺したい奴?

俺はクラスメイトと恨みをもつほど関わってもいない。

空欄にしておくか。



これは迷いなくハンドガンだ。

遠距離攻撃ができ、

クリティカルヒットすれば一撃で敵を倒せる。

というのはゲームの中の話だか。

長年のゲームのキャリアと愛着が

俺の手を動かした。

書き終えたと同時に紙が目の前から消えた。

手元を見ると鉛筆もなくなっている。

どうやらほかの奴らも同様らしい。

魔法というものは言葉だけで信じていたが、

今初めてその瞬間を見た。

マジックでもない。

正真正銘の種も仕掛けもない魔法だ。

ほかの人は②をなんて書いたのだろう。

「第一回ゲーム終わり!」