「あの、俺何かしました…?」


俺はおそるおそる、怒られていた理由を聞いた。


「ご、ごめんなさい!」


真っ赤になったままの表情の女性が俺に謝ってきた。


「ん…?」


ますます俺には状況がつかめない。


「エンだと思って…。」


「エン……?」


俺は聞き返した。


「いつも海の深いところで泳いでるんです……。
いつも危ないからって言ってるのに聞かなくて…。」