「瞳、温泉いこぉーよ☆」

おいおい。何を急に言う。
「ねぇ〜、いこぉーよぉ(^^)」

しつこい飛鳥に折れてしまった私は、夏休み飛鳥と温泉に行くことにした。

翌日、私と飛鳥は持ってきたパンフレットを教室で見ていた。すると、一人の男子が声をかけてきた。

「お前ら温泉行くの?」

突然の声かけに一瞬動きが止まる。

横山勝也。
私の隣の席のやつだ。