その言葉を聞いた私は、全身の力が抜けた。

「…」

そして私は無言で勝也の元に足を向け歩き始めた。

…霊安室…

ギィィィ…

ゆっくりとドアを開ける。そして顔にかかった白い布を取る。

「…勝…也…」

息が荒くなったのを感じた。
勝也の顔は微笑んでいた。まるで、私に笑えと訴えているように。