パリ研修も間近になったころ、学校では研修の話ばかり。

私は当然のように飛鳥と行動する計画をしていた。

「瞳〜?本当に勝也くんと話さなくてィィのぉ?
和樹くんとだって、無理矢理付き合ってるんぢゃないの?勝也くんだってきっと…」

「もぉィィの!!!!!」

私は飛鳥の言葉を途切った。

「ゴメン…もぉィィんだぁ…この方が勝也も苦しまなくて済むし…私は勝也を苦しませたくない…悲しんでる顔見たくないんだぁ…笑っててほしぃ…」