「え?それ、どうゆう意味!?」
その瞬間、陽平がしまった!みたいな顔するから、
私は自惚れてしまった。
「ねぇ、その顔、私のこと好きってことでいい?」
「〜〜〜!あー、もう!!今までずっと隠してきたのに!
紫織が変なこと言い出すから、抑えきれなくなった」
「え?」
「紫織が好きだ。もう、ずっと前から好きだった」
「ちょっ、ちょっとまって!ずっと前っていつから?」
「おまえっ、それ聞くか?」
「だって気になるもん」
「あ~〜、もう!わかった!
多分、小3くらいから。自覚したのは中学入ってから!」
「じゃあ、私のこと好きなのになんでバレンタインのチョコ貰わないとか言ったの?」
「それは‥、本命じゃないお前のチョコのんて嫌だったから」
「なにそれ!そんな理由だったら私この2年間悩んだ意味ないじゃん!」
「悩んだって?」
「陽平がどうやったらチョコ食べてくれるか」