「お嬢様、今日は一段とお美しいわ。」

あたし「いえ、そんなことないわ。でも、いつも通りじゃエメトス様に申し訳が立ちませんもんね。」

「あの、エメトス様にお会いできるなんて……すごいですわ。」

あたし「あたしは、この家でずっといたかったわ。」

「お気を確かにお持ちになって。こんなことを、私から言うのもなんですが、嫌だったら、お逃げください。ここまで。私が匿います。カリオス様もお嬢様がきて、一段といきいきなされました。では、行ってらっしゃいませ。お嬢様」

あたし「はい。行ってまいります!」