「あのさ、突然やけど、友達にならん?う

ち、なな。あんたは?」

「雪…花咲 雪です。是非友達になってく

ださいっ!!」

自殺など忘れていた。

復讐など忘れていた。


ただ、ただ…こんな人もいるのだ。

何気なく話しかけてくれる、私の過去を

知ってるかもしれない、

だけど私は嬉しかった。

私自身を認めてくれたみたいで

一人じゃないんだ…そう思えた、気がして

気が付けば…ななと私は、仲良くなっていた。

友達じゃないような、親友でもないような

そんな考えが、日々私を苦しめていた。