「リリーちゃん!?って事は隣の子は?」


「君ッ。男がいたのか!?どうするかな……

 それを息子が聞いたらどういう反応

 するんだろうな……。可哀想にッ…。」


3人共、「可哀想に…。」を連呼して

何故かしょんぼりというか、

悲しみ始めた。


そして、1名…

地味に怒りを積もらせていた。


リヒトだ…。



かなり低い声で、

今尚。悲しんでいる3人に向かって、

話しだす。


リリーは多少…苦笑い…。


「おい…髪と瞳の色が変わったくらいで

 息子、弟だと気づかないのか…?」