(寝てるふりしよ…)


そして私は再びベットにもぐり込んだ。


そしてガチャっと扉の開く音がした。

私の部屋だ。


ベットの隙間からお母さんを見た。


お母さんを………


いいや、お母さんじゃない。


誰……?


思い出した。


夢の中に出てくる男の子だ…。


(なん……で?)


すると少年は口を開く。


『美里。待ってて。』


そう言い残して少年は消えた。


私は上半身を起こした。


「『待ってて』って…何?」