怖かったから得意で点数が高い国語を見せた
これ、見りゃ安心でしょ。
「76、、まあまあじゃない?」
よしよし!チャックを閉めてると
「他は?やっぱ、それぞれ違うでしょ?」

テスト用紙を置いて
「トイレ、行ってくる」

10分後に戻ってきた
ま、まだいる、、
「み、見た、、?」
「何で?いつもこれだったの?」
「ううん」
「3年よ?来年からは仕事か大学。最近、遊んでるからやない?」
「知ってる」

それで部屋に戻った

タバコ吸ってタイムライン見てると奏太
何かの飲み会かな、、。
20歳だよね、、祝わないと、、。

、、また、あの子?
奏太の隣にいる女の子。
奏太にぴっとり。

前から載ってたけどただの大学かバイトの仲間だと思って気にしてなかった。
最近はよく奏太の横にいるし連絡もない。

テストと言った返事は2日後に
[がんばー!]だけ。

ただの友達かよ。

テストの点数をもう1回見た
奏太のせいだ。教えてくれなかったらだ。

結局、うちは奏太がいなきゃあんな点数はとれないんだ。電話もかける勇気なかったけどかけてみよう。

2回目でとった。
普通に会話する予定でいた。

「よ!もしもし。テストどうやった?」
返事ごめんの一言もなく何もなかったのように聞いてきたから我慢が溢れ出た。

「どうやったやないでしょ?奏太のせいよ。奏太が遊ぶからよ?」
「女?」
「タイムラインでよく隣にいる子」
「ああ、バイトの奴。」
「仲いいの?」
「ん、、仲はいいよ。仕事や家庭が大変だから話、聞いたりはしてた」
「ふーん。じゃあ、何でこっちには連絡ないの?テスト終わったんでしょ?」
「おう!バイトや学校で忙しかった」
「はいはい、嘘ね。その子とずっと一緒にいるんでしょ?」
「何なんだよ、嘘って」
「やっぱ、離れてると辛いね」
「たまに行くじゃん」
「何?なんかうちが寂しいから行くみたいな。行くとかやなくて連絡でもいい。」
「そうやねーし。ちゃんと時間があるときは連絡してる、今からバイトだから」
「もう、いい。別れよ。」
「ほんとに?」
「だって、どうせ浮気でしょ」
「あ、そお!じゃーな」

気づいたら学校にいました。

「葉ー月!」
さっきから麻美と弥生が呼んでいる
「うん、勉強しないとやばいから」
麻美「点数悪かったから?」
弥生「ごめん、うちのせいだよね?」

うちの目は腫れている。
寝るまで泣いてて気付いたら今。

自分から別れを告げたものの涙がとまらない。
でも、お互いの為だから。
やっぱ、うちは奏太の気持ちになかったんだ。
大学2年だし1番楽しい時だし離れてると他にいい人いるよね。たくさん。うちより。