「ごめん、曜。休日に看病させて」


「いーよ、あたしが原因でもあるし」


あたしはそう言って、絞ったタオルを真尋のおでこにのせた。


真尋は水をかけられ、その上当分放置してしまったから風邪をひいてしまった。


真尋は“お前のせいじゃない“って言うけど、100%あたしのせいに決まっている。


当分真尋の家には来てなかったのだが、

昨日のことが気がかりでインターホンを押しにいく(家は近所)とスーツを来た真尋のお母さんが出てきて、

『真尋の奴、風邪ひいてんのよ。でも、これから仕事でさ』