そんな麗香ちゃんを誘導して着いた場所は、階段を上がった丘の上 ここは、ここの街全てを見渡せる場所… 「あっ、ちょうど夕焼けや!」 階段を登りきり、顔を上げた麗香ちゃんはキラキラした笑顔を見せて駆け寄ってきた。 空はちょうど、オレンジ色に包まれていた。 優しくて…暖かい色。 ずっと見ていたい空の色。 「めっちゃキレイ!!」 『気に入った?』 「うん!!」 キレイな夕焼け空は、時間が経てば暗く染まる…