-光也 side-


初めて、麗香を見た時思ったんだよ。


俺の女にしたいって。


冷めた目つきで、クラスメイトとは一切関わらず、ペア組みではいつも1人になる。


そんな麗香に初めて声を掛けたのは放課後の掃除時間だった。


『真面目だな、お前』


するとキッと思いっきり睨まれたなぁ。


「何が悪いん?ほっとけや。」


って、言ったよな。


まさかの関西弁だった事に驚いて、見た目と合っていて笑ってしまったのが始まり。


関西弁が浮くと思って、友達を作れずにいたみたいだけど。


しかも笑わねー面に、俺を無視する初めての女だったから尚更興味が湧いた。


アピールしてもフル無視。


意味分かんねーし!