麗香ちゃんは何故か酷く何かに怯えて走って帰ってきた瞬間、俺を抱きしめた…


へっ…なんで!?




「恭雅が…恭雅が…」




きょうが?


重たい頭を押さえながら、麗香ちゃんの頭をゆっくり撫でた。




『どうしたの?』


「ごめん…先輩休んでんのに」


『そんなのいいから。』



小さな身体を震わせているのが分かった。


イマイチ状況が掴めない。




『麗香!おい!』




麗香ちゃんを呼ぶ声…