待って…



『ほぼ全部じゃん!』


「先生の教え方が悪いねん!」


『はい、文句言わない!』


「だってさぁー」



駄々をこねる姿にまた目が止まってしまう。


口を尖らして、身を俺の隣に移動させ距離が一気に近くなる。


あ〜ヤバイ…近い!


俺の隣にちょこんと座ってこっちを見る。



『えーと、まずはこれを…』



大丈夫。


1年の数学はまだ出来た。


解けないことはない。


てか、ここで解けないのはカッコ悪い…


うん。確かこのハズ!




「あっ!ほんまや!
答えちゃんと合ってる!」


『良かったぁー…』


「青木先輩、意外と頭賢いんやな!」



…嬉しいようなー、悲しいようなー。


でも、もうしっかりタメ口だ♪