君の悲しむ顔は見たくない。




「はぁー。
ご飯が不味くなるわ。
早う食べな」


『麗香ちゃん…』


「何なん、青木先輩が気にすることないやん。」




力なく答えた声…


何でだろ。


俺まで悲しくなってきた。


半年前にはなかった感情。


他人が元気がなかろうが、どうでも良かった。


俺には関係ねーし。

ってずっと思ってきた。


そんな自分が嫌いで仕方なかった。


嫌いでも、なかなか変えれなくて…


時間がかかるものだって思ってた。




『話したくなったら、話してよ。』


「なったらな」




…返事が早い。


ほんと好かれているのか嫌われているのかわからない。


ねぇ、どっち?