学校に着き、クラス表を目の前にして自分の名前を探す…
まぁ、苗字が青木だから一瞬で見つかってしまうんだけど…
『今年は3組か。』
「梭冴ー!!おはよう!!
今年も同じクラスだね!!」
後から大きな声がして振り返ると、花純がニコニコ笑って和希の腕をがっしり掴んでいる。
『おはよ…待って、ということは』
もう一度クラス表を見ると、花純の他にも和希、それに杏ちゃんまでもがまた同じクラスだった。
「梭冴くん!卒業までよろしくね?」
隣から杏ちゃんが駆け寄ってきて、ニコニコ微笑んでいた。
また、みんなと同じクラスか…
『3人ともよろしく!』
「今年は受験生!!だもんねー」
『待って、花純それは言わないで…』
「梭冴賢いくせにー!」
『花純が一番学力心配だけどな…』
サラッと言う和希に花純が怒る。
また、笑い溢れる1年が始まる。