『もしかして、俺様系が好きなの?』


「は?」



ちょっといじめてみたくなる…



「いや…そんな…あほ」



ズバズバ言う麗香を止める方法、これか。



「お待たせしました!
チャーハンセットと天津飯セットです。
注文は以上でおそろいでしょうか?」


『あ、はい』


「では、ごゆっくり!」



テーブルの上に置かれたセットを見た麗香は目がキラキラ輝いて、まるでさっきの話なんて何もなかったみたいだ。



『相当、お腹空いてたんだ?』


「もう!からかうな!」


『ははっ、いただきます』


「い、いただきます…」