話を逸らすように、麗香ちゃんはお弁当を開いて食べ始めた。
友達、出来て欲しいな…
アレ?
そうしたら会えなくなる!?
それは嫌だけど、麗香ちゃんが一人なのも嫌だな。
悩みながら、メロンパンを開いて一口齧る。
「またメロンパンですか?」
『うん』
「栄養ないやん…」
…ん!?
もしかして…
『心配してくれてる!?』
「アホ!
んなわけないやん!」
『ははっ、可愛い』
「可愛いは余計や」
なんで、麗香ちゃんには思っていることが言えるのかな?
自分でも不思議だ。
麗香ちゃんも俺と同じ気持ちになってくれたらな♪