それから学校近くのカフェで、麗香ちゃんと2人でクリスマスの計画を立てている。
「…やっぱり、イルミネーションかな」
5分ぐらい悩み、ようやく麗香ちゃんが口を開いた。
イルミネーション
近くに確かあったはず…
電車通学の俺は、毎日車内の広告を自然と見てしまう。
場所までは見てなかったけど、確かにイルミネーションの広告記事はあった。
『うん、行こ!』
「でも梭冴くん、人混みあかんやん」
うっ…
何故か人混みは頭がクラクラするんだよな…
いや、麗香ちゃんが行きたい場所なら…大丈夫な気もしなくもない。
「まぁ、大丈夫!
あたしが隣で支えるからさ」
そう麗香ちゃんは言うと、ニカッと笑った。
か、可愛い…
『ありがと』
俺の彼女は頼もしいです…