ー麗香 sideー


お昼休み、流石に寒さに耐えられる自信がないから、教室で食べる事に。



「って、なんで光也がいるん!?」



隣の机をわざわざくっ付けて座って、こっちをずっと見る光也。



『別にいいじゃん』


「は?彼女さんは!?」



すると黙り込んだ光也…


へ?


この反応…まさか



『…一昨日、別れた。』


「…なんか…ごめん」


『いーよ。
振られたの、俺だからさ。』




俯く光也は悲しげで…


いつもうるさいぐらいに明るい光也がこうやと、なんか調子狂う…。