-光也 side-



『なぁ、アイツの事さっきから見すぎなんだけど?』



俺の隣にいるくせに、麗香はずっと1人の男をみつめている。


上履きの色からして先輩。




「は?光也に関係ないやろ」



ムッ!


名前に呼び慣れてくれたのは良いものの、常に麗香はムスッとしている。


なんでだよ!?




『麗香、ちょっと待ってろ』


「は?ちょっと、光也!」




アイツになら勝てそうな気しかしねー。


麗香は俺が奪うから。




-光也 side end-