また凛のいない日が続く
そうすると別れた辛さがやってくる
俺は凛が相当好きだったんだろう
『...祐
友達としてまた電話とかしてもいいかな』
凛は寂しがり屋だ
夜親のいない時必ず電話をかけてくる
「おう」
それから電話をする日が増えた
友達としての相談だが
俺にとってなんでもよかった
電話が来ない日があると
異常な程落ち込む
何度も携帯を見たり
何度もアドレスを眺めたり
凛の存在がこんなにも大きかったのだと
俺は実感した
高校2年の春
君と別れた後悔や悲しみが押し寄せ
君を想う日ばかりで
君の存在の大きさを知った
君はどれほど俺を思い出しただろう
少しでも君の心に残れただろうか