…まではよかったんだけど。 「…なんなの、アレ」 「は?何って、普通に友達じゃねーの?」 講義が全て終わって克哉と一緒にミユのいる学部に行くと、彼女は誰かと楽しそうに話をしていた。 人数はミユを入れて5人。 そのうちの1人は川端で、残りの3人は全員男だ。 「じゃあ明日までに各自資料まとめな」 「りょーかい!」 話を聞く限り、グループ研究か何かのメンバーだろう。