「ねぇ、俺の家来るでしょ?ていうか来て。深雪の荷物だってまだあるし」 「え、でも美優さんは…」 泊まるって言っていた話を思い出して、思わず声が小さくなる。 でも佐伯くんは安心させるかのように私の頭を撫でて「美優は帰ったよ」と教えてくれた。 「これから好きな女と愛し合うのに、他の女を家に入れるわけないでしょ?」 艶っぽく笑う彼に、私が顔を真っ赤にしたのは言うまでもない。