紙には何が書いてあるのかわかりません。
それは近くで歩いているお年寄りだったり、普通にペットボトルとか、イスとかもあります。
でもその中には必ず『好きな人』の紙が五つ入っていて、悪運の強い人は三年間何借り&好きな人の紙に当たる……と言っても、めったにそんな人いないけどね。
とにかく運が左右する競技。
「ほら、行くよ」
「あ……うん。……ねむ」
というわけで競技スタート。
ちなみに誠もね。
「……まくら?」
そう呟いた歌乃。
「まくら、まくら……まくろ、まぐろ……マグロ?」
……まだ目が覚めてないのかな?