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「……………幸い…………せんが………少しで……………せん」



医者の声とか、そういうもの全部が聞こえてるのに頭に入らない。



イスに座って、ただただ白い床を見つめた。



何でここにいるんだろう、今俺は何をしているんだろう。



そんなことまで考えてきて、ついには何を考えているのかもよく分からなくなった。