まぁ、やっぱり小学3年生で、友達と走り回って遊ぶのは楽しかったから、その時は友達第一の俺らが言っていたことだけど。


俺はけっこう本気だった。



春が、どういう道を行ってるのかは分からないけど…


もうそろそろ見つかるんじゃないか?



そう思いながら、目の前の道をずっと見つめていた。


しばらくすると、春の姿が目の前の道から見えた。



走ったのか、少し息切れをしている感じで、キョロキョロと辺りを見渡していた。



少し経つと、春が俺を見つけて、嬉しそうな顔をした。