「うん……。

春はよく耐えてるよ……!!」


亜紀ちゃんのその言葉に、私は涙が止まらなくなっていて、そのまま地面に座り込んだ。


そのまま私は、亜紀ちゃんの家に泊まることにして、帰ろうとした。


「待って、携帯教室に忘れたから、取りに行ってくるね。
すぐ戻ってくるから、待ってて」


その亜紀ちゃんの言葉に、コクリと頷き、赤くなった目がバレないように、下を向いて門にもたれかかりながら亜紀ちゃんを待った。