最終的にたどり着いた場所は屋上。


もう夏だなぁと太陽の光を浴びながら思う。


「で、何?」


ふつうに問いただすだけなのに、何故か悪役っぽくなって、少し罪悪感を感じる。


その女の子は、腰くらいまである髪の毛を揺らしながら、私の方をキッと睨んだ。


「千莉先輩の何なんですか!?」


…わぁ。


可愛い顔して言うことけっこうえげつないね。