私もこれで



諦めなければいけない……。



でも



それでも私は………




｢私……やっぱり諦めたくない！！｣



そう言って、ギュッと私はせんちゃんに抱きついた。



｢っ……！！｣



驚きを隠せない様子のせんちゃんが、必死に私から離れようとしているけど、私は腕にギュッと力を込めた。



｢私ね、ずっと諦めようと思ってた…。


けど、せんちゃんのことわけわかんないくらい大好きなのっ……！！
どこがどう好きとかどうして好きになったとか、もうよくわかんないくらいに……｣