____放課後。


家に帰ろうと靴を履き替えてると、太一と会った。



「春、ちょっといい?」



その言葉を受け、私はそのまま太一について行く。



裏庭の隠れ家。


そこで私たちは、座って話をした。



「風邪…治ったんだな」


「うん、もしかして心配してくれてた?」



「まぁ、そりゃあな」


太一の優しい返事に、笑みがこぼれてくる。