え………。


私は、その文字通り固まった。



せんちゃんが………付き合っ……た?



頭の中の整理が追いつかず、ひたすらその文字を頭の中で繰り返し流す。



最後には、もう何を考えて何をしているのかよくわからなくなっていて、もはや意識もどこかに飛んでいったような感覚でいた。



すると、せんちゃんが教室に入ってくるのが見えて、一気に意識が戻ってくる。


せんちゃんが入ってきた瞬間、クラスの女子がすぐにせんちゃんを囲んだ。



「1年の子と付き合ったってほんと!?」



「ねぇ、どうして!!」