「蒼月、父さん明日から出張でな。
それで、さすがに蒼月を1人にするわけには
いかないから、父さんの会社の人にお願い
して、そこの家に住まわせてもらうことに
なったからな。」
「...え、急な出張だね。...うん、分かった。
気をつけて行ってきてね。」
本当は怖い。でも、父さんを困らせるわけには
いかないから。
でも、父さんはそんな私を見抜き、
「蒼月、大丈夫だ。ちゃんと信頼できる人
だから。それに、他人と触れ合ういい機会だ。
蒼月のアレも直していかないとな。」
「...うん。」
「...よし。明日には出るから、準備しといてな。」
「分かった。」