「ありがとうございました。」


店員さんに見送られ、お店を出た私。



「亜紀さんと清水くん、どこにいるんだろ。」

連絡しようとしたものの...

...連絡先しらないや。



「どうしよう...。」




「...何がどうしようなんだ?」



「わっ...!し、清水くん!?な、何でここに!?」



「...母さんにお前を探してくれって頼まれたんだよ。あの人、買い物に集中すると周りが
見えなくなるからな。

お前と別れた場所を聞いて、その周辺を探してたってわけ。」



「そ、そうなんだ。...心配をおかけしました。」



「ん。母さん、車のところに行ってるって
行ってたから...。ほら、行くぞ。」



「うん。」