(...何にしようかな。イヤリング見てみようかな。)


うーん...。いろいろあって迷うなぁ。



「お客さま、どのような物をお探しですか?」



「へ?あ...薄い色であまり大きすぎないのが
いいです...。」



「かしこまりました。では、こちらなどは
どうでしょう。」


そう言って差し出されたのは、

ノンホール式のゴールドの透かし模様の星と
月のイヤリングだった。



「こちらは片耳に2つつけても、両耳に1つ
ずつつけても良いものになっております。」



(たしかに、こういうアシンメトリーデザインは持ってないなぁ。)




「...じゃあ、これでお願いします。」



「ありがとうございます。ほかも見に行かれますか?」



「はい、少しだけ。」



「では、こちらの商品はこちらでお預かりしておきますね。」



「ありがとうございます。」



「ごゆっくりどうぞ。」