「あ、そういえば、梨桜に言わないといけない
ことがあったんだった!」



「んー、なにー?」



「あのね...私、」


~♪キーンコーンカーンコーン


...あ、チャイム、鳴っちゃった。



「ありゃ。...蒼月のことだし、大事な話だと
思うから、聞くのは昼休憩まで我慢しといて
あげる。」


...梨桜には、何でもお見通しだな。



「...うん、そうしてもらえると助かる。
...ごめんね。」



「いいって。今に始まったことじゃないでしょ。授業の準備しよ。」



「うん。」