「僕もやってたからね?ピアノ…
 
 最後だけひいてあげよっか?」

南原暁斗は、私の手の上に自分の手を置いた

「やめてっ!触らないで」 

「あっ!ごめん」

さっきまでの態度とあまりにも
 
違っていたため南原暁斗は驚いていた


私は冷や汗がでて今にも震えそうな手を隠す

そして、南原暁斗を少し睨みながら言う

「触らないで!男は嫌いなの!」

「どうして?」

「なんで教えなきゃいけないの?」

「ヤベッ!お前気に入った(笑)」

話し方が変わった南原暁斗には、突っ込まずに

もう一つのことに突っ込む