若葉からの手紙は、これで終わっていて。 それでも、まだ分厚い封筒の中身を全部取り出す。 「……優子さん…叫んでもいいですか」 「思いっきり叫びなさい。今は我慢しなくていいのよ。大きな声で叫びなさい」 「…っ……う、うああああああああああああっ……うあああっ……!!!」 優子さんの言葉と、手紙と、残っていた封筒の中のものを見て歯止めが聞かなくなった私の、 泣き声とは言えない大きな叫び声が、 家中に響き渡った。